最近、動画編集ツールとしてじわじわ注目されている「Vrew」。

以前Vrewについての記事を書いたのですが、今回は2025年5月Vrewがバージョン3.0にアップデートされ、さらに使いやすく進化しました。
今回は、特に便利な「スクリプトビュー」機能の魅力を中心に、Premiere Proとの比較や、ショート動画づくりでの活用ポイントを紹介していきます。

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Vrewの基本的な機能
Vrewは、音声から自動で字幕を作ってくれたり、無音部分を自動でカットしてくれたりと、編集を時短してくれる機能が盛りだくさん。
なんといっても操作が直感的で初心者にも優しいインターフェースはかなり魅力的なポイントです。
主要機能と特徴
- テキストベース編集:字幕テキストを編集する感覚で動画のカット・順序変更が可能。「文章を書き換えるように」直感的な編集スタイル。
- AI音声編集:字幕を直すだけで、AIが自然な音声に再生成。わざわざ再録しなくてもOK。
- 無音検出による自動カット:AIが「間」を検出し、自動で不要な部分を削除。
- 自動字幕作成&翻訳:100以上の言語に対応した字幕生成。併記表示も対応していて、グローバル展開にも便利。
- 豊富な素材ライブラリ:商用利用OKの画像・映像素材、BGM、効果音、テンプレートが充実。
- AI音声合成(300以上の声):ナレーション録音不要で、テキストから自然な読み上げ音声を作成。(日本語は110種類ほど)
- AI画像生成:文章から必要な画像を自動生成。ストック素材を探す手間を省き、動画の表現力を拡張できます。
- 対応プラットフォーム:Mac、Windows、Linux対応。
テキストベースで編集するような、インタビュー・対談形式の動画やセミナー・研修動画などの編集にはかなり重宝する編集ソフトだと思います。
▼実際にVrewで編集してみた動画はこちら👇
(テキスト編集・素材挿入・ナレーション生成…すべてVrewで完結しています)
なんとなく、「文章を直すように編集する」感覚が伝わったのではないでしょうか。それでは、まずはVrewのアップデートした内容について解説していきます!
今回のアップデートのすごいところ(Ver.3.0)
なかでも「スクリプトビュー」は、動画の台本(スクリプト)をテキストベースで編集できる機能で、映像を見ながらじゃなくても構成をざっくり確認・修正できるのがポイントです。
- AI画像の高画質生成:AI画像生成機能に「高画質オプション」が追加され、より精細なビジュアルが生成可能に。(※スタンダード以上の有料プラン限定)
- スクリプトビュー:台本全体を俯瞰できて、編集構成が視覚的にわかりやすい。
- クラウドストレージ強化:保存容量や整理機能がパワーアップ。チーム制作にも対応しやすくなりました。(※スタンダード以上の有料プラン限定)
まさに“全部入り”の動画編集ツールへと進化中です。
スクリプトビューが動画制作にもたらす具体的なメリット
編集の流れを俯瞰できる
スクリプトが一覧で表示されるので、構成全体をざっと見渡せて、話の流れや構成のバランスが取りやすいです。映像をいちいち確認しなくても、全体の流れがひと目でつかめます。

例えば、インタビュー動画なら、「どこで何を話しているのか」「話の山場はどこか」がぱっと分かるので、構成を組み立てる段階でも、あとから編集し直す時でもすごく便利。
ストーリー性があるコンテンツでも、「このセリフ、順番を変えたらもっとスムーズに伝わるな」といった調整が、まるで文章を組み直す感覚でできてしまいます。
Premiere Proでもタイムライン上で構成の確認はできますが、「言葉の流れ」や「内容のつながり」を考慮した編集にはちょっと不向き。スクリプトビューなら、会話の文脈を視覚的にとらえられるので、構成編集がめちゃくちゃラクになります。
つまり、「映像をいちいち再生して探す」という作業から解放されて、「編集の思考」に集中できるんです。
PremireProの編集画面と比べても、使いやすさが一目瞭然ですよね。
クライアントとの確認が楽になる
動画の全体像をテキスト(スクリプト)で共有できるというのは、想像以上にありがたいポイントです。特に尺が30分〜1時間を超えるようなインタビューやセミナー動画の場合、クライアント側も「1時間分の動画をチェックするのは正直しんどい…」ということがよくあります。
そんなとき、Vrewのスクリプトビューを使えば、どこで誰が何を話しているかが文章で見られるので、確認も修正指示も圧倒的に楽になります。
「ここの表現を変えてほしい」「この話はカットで」「このフレーズは先に持ってきてほしい」といった要望も、テキストの該当箇所にコメントを入れるだけでOK。動画のタイムラインにいちいち該当時間を書き込んで…といった手間は一切ナシ。
やりとりがスムーズになるだけでなく、認識のズレや修正漏れも減るので、結果として納品までのスピードも上がります。
編集時間を大幅に短縮
Vrewを使い始めて一番実感するのが、「とにかく作業が速い!」ということ。特にスクリプトビューを使いこなすようになると、動画編集というよりも“文章を校正している”ような感覚で編集が進みます。
特に、“一人で企画から編集までやっている人”や、“クライアント案件をスピーディにこなしたいディレクター”にとって、これはかなり大きな武器になります。編集そのものにかかる時間が大幅に短縮される分、「構成をじっくり考える」「デザインを整える」「確認や提案に時間を割く」といった、クリエイティブに集中できる時間を確保できるようになります。
初心者でも安心!AI作文でざっくり構成を出してくれる
VrewのAI作文は、とりあえず形をサクッと出したいときに使える機能です。テーマや目的を入れると、導入文や章立てをまとめてくれるので、ゼロから真っ白な画面に向かうより気楽にスタートできます。
今回、私も「引き寄せの法則とは」というテーマでAI作文に台本を作ってもらいました。さらに、全てAI画像で動画を自動で作ってもらい、テロップ表示を整えた動画がこちらです。
- テーマ:引き寄せの法則とは
- 視聴者:自分を変えたい人
- 動画ジャンル:ショート動画
- 尺:2分
- トーン:力強い
ざっくり指示するだけで、それっぽい構成を出してくれるから、アイデア出しが苦手な人には助かります。特に30秒〜1分のショート動画の台本づくりには相性がよく、短い尺でも伝わりやすい構成をサクッと作ってくれるので、SNS用コンテンツを作りたい人には強い味方だと思います。
でも正直、万能かって言われると、そういうわけではない。「この表現ちょっと固いな」「この順番だと伝わりにくいな」っていう場面は多く、まぁ“叩き台”レベルではないかと。ChatGPTみたいに「ここだけ柔らかく」とか「もっと短く」と対話しながらブラッシュアップできるわけじゃないので、細かい調整はやっぱり別ツールや自分でやる必要があります。
なので私は、Vrewでざっくりした台本を作って、必要ならChatGPTで軽く手直しという二段構えで使ってます。Vrewはスピード重視で“骨組み担当”、ChatGPTは表現を磨く“仕上げ担当”。それくらい割り切って使えば、十分便利です。
つまり、AI作文は「ゼロから考えるしんどさを減らしてくれる存在」。万能じゃないけど、“最初の一歩をラクにしてくれる”という意味で、初心者にもショート動画クリエイターにもありがたい機能だと思います。
Vrewのちょっと惜しいところ
Vrewは「カットして並べる」「不要な部分を消す」といった編集にはとても強いのですが、Premiere Proのように“別シーケンスにとりあえず置いておく”という発想ができないのは少し不便なところ。
Premiere Proなら、使うかどうかまだ迷っているシーンをサブシーケンスや別トラックに残しておいて、あとで使いたくなったらすぐ呼び出せるんですよね。でもVrewは“スクリプトにない=基本的に編集対象外”になるので、一度カットしたシーンを後から使いたくなった時に、メニューの「編集」→「元の動画を確認」で編集前の状態からまた探すことになるので、ちょっと面倒くさく感じることがあります。
さらに、カット編集のその先の作業でも、最初はつまずくことがあります。他の編集ソフトと違って、シーケンスやレイヤーの概念が少し独特なので、
- 「このテキストをどのシーンまで表示させたいか」
- 「BGMを差し替えたいときにどこを操作すればいいか」
といった部分が、はじめは直感的にわかりづらいんです。私自身も最初は戸惑いました。
ただ、これは大きなハードルではなく、ネット検索やYouTubeを見ればすぐに解決できますし、ユーザー同士で質問できる「Vrewコミュニティ」もあるので安心です。

特にクライアントワークの場合、「やっぱりあのコメント入れてほしい」「最初の説明に戻してほしい」といった修正が発生しがちなので、最初から素材をしっかり管理できるPremiere Proと併用するのが安心です。
一方で、自分たちのSNS投稿やYouTube用のショート動画など、「企画から完パケまで一人で完結する」ような制作なら、Vrewだけで完結できるのがむしろ心地いい。作業スピードも速いし、管理もシンプルに済みます。
ショート動画制作における『Vrew』と『Premiere Pro』の比較
比較項目 | Vrew | Premiere Pro |
---|---|---|
編集の速さ | ◎ 圧倒的に速い | △ やや手間がかかる |
字幕挿入 | ○ 音声認識による自動字幕で即時完成 | △自動字幕は可能だが、修正作業が大変 |
編集の難易度 | ◎ 初心者でも直感的に動画作成が可能 | △ 操作に慣れるまでは専門知識が必要 |
仕上がり品質 | ○ 一定以上の品質を簡単に実現 | ◎ 高度な編集でプロ仕様に |
テロップ・装飾 | ○ シンプルで見やすいスタイル中心 | ◎ 自由自在なデザインが可能 |
AI機能 | ◎ AI音声、画像生成など豊富に搭載 | △ AI機能はまだ発展途上 |
レンダリング時間 | ◎ シンプルで高速 | △ 細かな設定次第で処理時間は増加 |
この機能数でこの価格、正直コスパ強い
Premiere Proはサブスク料金(月3,000〜4,000円)でコストが高め。Vrewは無料から利用可能で、字幕生成/翻訳、無音カット、スクリプトビュー、AI画像生成、AI音声(合成・音声編集)まで“全部入り”しても月額約1,000〜3,000円程度とリーズナブル。

おすすめはスタンダードプラン。小規模チームや個人クリエイターでも導入しやすく、運用コストを抑えつつ成果を出せます。
ショート動画は「制作スピード」「分かりやすさ」「効率的な字幕作成」が重要です。
これらの要素をすべて満たしているVrewは、短時間で大量かつ質の高いショート動画を制作したい方にとって、圧倒的に有利な選択肢と言えます。
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初めてVrewを使う方はもちろん、有料プランを検討していた方にとっても、かなりお得なタイミングです。
わたしの活用例
私は、インタビューや対談形式の動画や、ストーリー性の高いYouTubeコンテンツを制作するときにVrewを活用しています。スクリプトベースで構成を組むので、土台づくりにぴったりなんです。
土台ができたら、Vrewではできない編集加工をPremireProで行っています。
また、広告系の動画を作るときには、クライアントに「こういう動画になりますよ」というイメージを共有するために、仮の構成動画(いわゆるVコン)を作って提案しています。絵コンテ用の画像や動画もVrewで探して挿入またはAI画像で生成できるし、AI音声を使った仮ナレも入れられるので、かなり時短にもなります。
さらに、動画制作のインハウス化を目指す企業やチームにもVrewはかなりおすすめ。
専門知識がなくても扱いやすいので、社内で自前のコンテンツをつくる第一歩としても優秀です。
まとめ
「動画編集って難しそう」「でも、自分でやってみたい」そんな人にこそ、Vrewはぴったりです。
- 編集初心者でもスムーズに作業したい人
- ショート動画やSNS動画を効率的に量産したい人
- 社内制作(インハウス化)を始めたい企業
- クライアントとのやりとりを効率化したいディレクター
プロも現場で普通に使ってるくらいパワフルなのに、初心者でも扱える手軽さ。特にショート動画や社内向けコンテンツ、YouTubeなどを自分で作っていきたい人にとって、Vrewはめちゃくちゃ頼れる相棒になると思います。